建築、インテリア、家具、照明器具、服飾、アクセサリー、
書籍、パッケージ、家電製品、公共サイン、ディスプレイ、
カースタイリング、そして書体まで、それこそありとあらゆるものに、
グラフィックデザインの要素は含まれています。
また、それらには、その国の風土から生まれた意匠と文化が存在します。
しかし、著名なジャズメンのチャーリーミンガスが、いみじくも
「音楽には、良い音楽と、悪い音楽が間違いなく存在する」と
断言したように、あらゆるデザインにも同じ事が言えるように感じます。
美しいものと醜いものが混在する中で、ライフスタイルにも
あらゆるデザインにも「審美眼」が、なにより重要と考えています。
幸せなことに、数え切れぬほどの仕事を通じて、新たな発見と
教えられることの多いこの世界の、なんと奥深い愉しさと悦び。
私たちの、広義に於ける広告クリエイティブは、あくまで
トレンドやアバンギャルドを認めつつも、やや保守的ともいえる
「審美眼」に裏付けられた「シンプル&ベーシック」。
それは、モチーフや色や書体にまでに伝統や文化が感じられること。
さらにメッセージ力のある表現を持つことですが、容易ではありません。
同一のテーマでも、十人十色。百社百色で、無限に表現は異なり
すべてのデザインに、完璧と完全は無いのかもしれません。
わたしたちの想いは、HIGH-FIDELITYなDESIGN を常に目指しつつ
新たな「一期一会」を大切にしていくことなのです。